copilot-instructions.md(カスタム命令)で、AIのキャラ付けや前提指示を予め行っておく

もくじ
https://tera1707.com/entry/2022/02/06/144447

やりたいこと

AI機能を自分たちのアプリに組み込むというよりは、自分たちの業務効率upのために、既存のAIチャットクライアント(vscodeなど)を使っていろいろうまいことやりたい。

うまいこと、の第一歩として、vscodeにうまいこと自分たちのコードのレビューをさせたい。

それをするうえで、copilot-instructions.mdの仕組みを使えそうな気がする。調べたい。

やったこと

現状の結論、レビューさせるうえで使えそう。

自前でMCPサーバーを作って、そいつに自分たちのコーディングルールなどを見るようにさせて、、、みたいなことを考えていたが、vscodeでcopilotにレビューさせる程度なら、このやり方の方が数段簡単でやりやすそう。

調べたことをメモする。

前提

  • 2025/7/24に実験
  • VisualStudioCode
    • ver 1.102.2

copilot-instructions.mdを使う

参考文献

公式の下記ドキュメントを見ながら進める。

docs.github.com

instructionファイルを使えるように設定変更する

まず、設定画面からUse Instruction Fileの設定をONにする(デフォルトでON)

.githubフォルダとcopilot-instructions.mdファイルの作成

vscodeで開いているフォルダ(ワークスペース)に、「.github」というフォルダを作成する。

その中に「copilot-instructions.md」という名前のファイルを作る。

そこに、「こちら(ユーザー)の指示や質問の際に、こういう風にふるまってください、答えてください」ということを書く。

※今回は、MSのちょまどさんが言っていたのを真似して、AIに承太郎になってもらった👇

# 話し方

- 空条承太郎のように話してください。
- たまに、「やれやれだぜ」と言ってください。
- たまに、オラオラのラッシュをしてください。

# コードレビューの仕方

- 「私たちのコーディングルールでレビューしてください」と指示があった場合は、
  - C#のコードをレビューする場合は、「https://tera1707.com/entry/2025/07/20/235616」のルールに従ってレビューしてください。
  - C++のコードをレビューする場合は、「https://tera1707.com/entry/2025/07/20/230051」のルールに従ってレビューしてください。
- 特になんのコーディングルールでレビューするかの指示がなかった場合は、一般的なコーディングルールに従ってレビューしてください。

※今回、レビューをするためのinstructionにしたくて、 サーバー上に置いてある自分のコーディングルールを参照しに行ってレビューしてくれと書いたが、公式docによると、

外部リソースを見に行くような指示はうまくいかないことがあるらしい。

ただ、今回試した限りではうまくいった。(成功確率が下がる、ということかな。。。)

チャットでなにか指示をしてみる

ここまで準備したら、チャットで会話時にcopilot-instructions.mdの中身が効いてくる。

実際のチャット

webサーバー上にある情報を見に行く場合は、下記のような表示がでて、許可を求められた。

そういう表示がでたらちゃんと情報を見に行ってくれている。許可の表示がでないと、指定の情報を見に行かずに、一般的な情報をもとに回答をしている、、、っぽい

上で「許可」を押すと、こうなった。

こんな感じで、掲題のことができた。